糖尿病の低血糖体験と病院での年越し

こんにちは、糖尿ボーイです。

糖尿病ストーリーの4回目となります。

今回は、検査入院時の低血糖のおはなしと年越しについてです。

糖尿病の中でも低血糖は、日常の中で命を落とす可能性のある症状だと僕は思います。

その低血糖を初体験した時のおはなしですね。

 

それでは、はじめます。

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2015年12月30日

自分で血糖コントロールをされている方はご存じの「自己管理ノート」

僕は、お医者さんから糖尿病連携手帳やこの「自己管理ノート」を渡されました。

このノートにしっかりと、測定した血糖値を手書きで記載していくのです。

めっちゃくちゃめんどくさいですが、しっかりとコントロールをしていかなければなりませんからね。

ちなみに、今ではアプリで管理です。(アプリは別の機会で紹介します。)

 

入院して2日間経ちました。

この2日間で血糖値測定した結果、

どうやら僕は、不安定だがインスリンを分泌しているということがわかりました。

そして、なんとなく日中のお日様が上がっている時間は、結構分泌されている感じ??

ちなみに当時のノートに記載していた血糖測定値の一部を表にしてみました。

実際の測定回数はもっと多いのですが、基本的には看護師さんが記録してくれていたので、これは僕が練習として「自己管理ノート」へ記載していたのものになるので、少ないですね。

 

 血糖測定(検査入院開始5日間の記録)

  血糖値
朝食前
インスリン
単位(朝)
血糖値
昼食前
インスリン
単位(昼)
血糖値
夕食前
インスリン
単位(夕)
血糖値
夕食後
12月28日 - - 148 - 118 - 237
12月29日 129 - 206 - 111 - 263
12月30日 129 - 161 - 126 4 181
12月31日 127 4 85 2 107 4 247
1月1日 109 4 208 2 97 5 204

 

インスリン注射を始めたのが、12月30日の夕食からです。

それより前は、インスリン注射をしていないので200を超えています。

12月29日より夕食後の血糖値が下がっているのがわかりますね。(-ω-)/

と、言いたいところですが、この表からではわかりません!!

なぜならば、12月30日以降も200超えの血糖値が何度かでているからです。

そうです。この12月30日以降に200超えている時は、「低血糖」になっているのです!!

 

では、いったい何が起こっているのか??

入院中は、病院食が用意されているので、栄養などは考えつくされたものが出てきます。

その病院食を食べて、インスリン注射しない(何もしていない)状態が、200超え位だったのです。(12月28日、29日の夕食後のことです。)

 で、12月30日の結果だけはいい感じに血糖値が下がったので、12月31日も同じ単位数にしたのですが、効きすぎちゃったんですね。「低血糖」起こします。

「低血糖」を起こしたら、ブドウ糖(グルコレスキュー)を摂取して、血糖値を上げるのです。

自分で下げて、自分で上げるという矛盾 (>_<)

その、ブドウ糖を摂取した結果、インスリン注射をしたのに血糖値が上がってしまうという結果を生み出していたのです。

ちなみに低血糖というのは

血糖値を下げる薬を使用すると、血糖値が低くなるのですが、

血液中の糖分(血糖)が、低くなりすぎてしまうと命に係わる様々な症状が発生します。

低血糖の症状として、僕が体験したのは以下となります。

  • 冷や汗
  • 手の震え
  • 意識朦朧

挙げた項目は上からだんだんとひどくなっていくのですが、値に比例して低ければ低いほど症状は悪くなります。

だいたい血糖値が70以下になると「低血糖」とするそうです。

意識朦朧のさらに先は、昏睡状態とかです。いきなりぶっ倒れるそうですね。 

 

 「低血糖」は、本当に危険です。

僕は、この検査入院でかなりの回数「低血糖」を引き起こすことになりますが

それは、検査入院だからです。

自分の適正な値を探るために、安全にお医者さんの目の届く範囲で引き起こしていました。

正直、来たな!!ってくらいに、「低血糖」を感知することができるくらいになっちゃいましたけれども・・・。

ただ、この感知能力と「低血糖」時の対処ができるようになっているということは、結構重要なことで、退院して日常にでた後、初体験をするのとは大違いです。

てか、知らずに日常に飛び出していたら大変苦労することになります。

てか、下手したら命を落とすよ。 

もし、未経験の方がいたら、常時飴ちゃんはもっておきましょう。

測定ができなくても、低血糖の初期症状が出たときは、血糖値が爆上がりしようとも

飴ちゃんを摂取したほうがよいと僕は思います。

 

はなしは戻りますが、タイトルにもあるように、12月31日大晦日なのです。

と言っても、何にもありません。

静かなものです。

僕は、「笑ってはいけない・・・」をみたりして過ごしていました。

消灯後なので、周りの方は寝ている中で、声をだすわけにもいかず

リアルに笑ってはいけないをやることになったことを思い出します。

でも、やっぱり寂しい年越しでしたね。(T_T)

 

ということで、今回もこのあたりまでにしておこうと思います。

年越しの話少なかったかな~。

また、次回もよろしくお願いいたします。

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次回は、年が明けて怒涛の検査ラッシュの話ができたら良いなと思っています。

そして、そろそろ師匠の登場かな。

それでは!!

 

 

糖尿病の解析開始!

こんにちは、糖尿ボーイです。

糖尿病ストーリーの3回目となります。

今回は(今回こそは)、検査入院のおはなしです。

検査入院前半戦ってところでしょうかね。

この入院で僕の人生観は、いっきに変わることになります。

はじめは糖尿病という病気に不安や絶望を感じていました

まぁ、なるようになるか!っていうポジティブな気持ちに変わることができました。

それでは、はじめます。

 

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2015年12月28日

この年末真っ只中に、入院です。

僕の入院した大学病院(名前は出していいかわからないのでだしません。)でも

年末は年末なんですよ。

僕が病院に来て、最初のおどろきをうけたのが、

年末は先生がいないから、検査は年明けてから開始するということ。

( ゚Д゚)

年末に来た意味ないじゃん。

そんなことを思いながら、そして顔にも出しながら、

これから、2週間お世話になる病室へ。

病院の特性なのでしょう。

ナースステーションから近い方が比較的重病の方、

軽い方は、遠くなる。というルールがあるんだと思う。

僕は、ナースステーションから見たら最果ての部屋でした。

休憩室やトイレ、お風呂への距離が近くはないなと感じる程度。

入院初日に気付いたんですが、同じ入院患者さんはお年寄りが多い。60歳平均かな。

当時34歳の僕なんて、ガキんちょですよ。

そりゃぁ、最果てにもなりますね。

だって、今ここに入院されている方と比べたら、

僕は自覚症状すらないし、一人で歩けるし、いっそ走れるし、

 一人で身支度もできる。そう、なんでもできる。一人でできるもん的な?

 

部屋は6人部屋でしたが、年末ということもあり

先に入院されていた方が1人いるだけで、2人部屋です。

広い!窓側のベッドをゲットです!十数階のフロアなので眺めもいいです。

 

そして、この僕より先に入院されていた方が、

のちに、僕の糖尿病の師匠となる人なのです。(この人の紹介はまたあとで)

 

で、検査も年明けからだからやることなくて

ボーっと過ごしていたかっていうとそうではありません。

糖尿病患者ならだれもが通るであろう恐怖の体験!!

(これは、僕だけがそう思っているのでしょうか。)

血糖測定です!!

自分の指に針をうつという、イカれた行為です。

慣れない頃は、看護師さんがやってくれましたが

自分でやらなければならないものなので、慣れるしかない。

余談ですが、僕についてくれた看護師さん皆さんお若くて美しい方ばかりでした。

なので、全然へっちゃらって顔でずーっとやせがまんしていました。

血糖測定が得意な人っているのでしょうか?

僕はいまだに(この記事書いてる時で5年経つけど)慣れないし。目つぶっちゃう。(>_<)

やはり、検査入院ってだけあってめっちゃ測定するんですよ。

1日10本の指を超える回数を測ってました。

恐怖で躊躇したりして、針がうまく刺さらず血が足りないとかもあって

指が穴だらけになるじゃん!どうすんの!

糖尿病ってめっちゃつらいってなりました。

 

そして、ただ血糖測定するだけの検査入院ではありません。

そうです。インスリン注射もやっていきます。(/・ω・)/

これは、事前に治療方法として

飲み薬インスリン注射か選択肢がありましたが

僕は、インスリン注射を選びました。

それは、僕の年齢的にすい臓への負担を考慮するとインスリン注射の方が

良い方向に向かうのではないかという先生からの助言を受けて選びました。

すい臓が疲れてるらしいですよ。('ω')ノ

それに、病気が発覚してから、自分なりに食事制限を頑張っていました。

5キロ近くやせたし。揚げ物も食べてないし。

しかし、その結果のHbA1c(ヘモグロビンエーワンシー)は「7.8」でした。

全然、変わってねー ( ゚Д゚)

いや、マジで頑張ったんですけどね。「-0.1」とは現実は厳しい。

 

その結果もあって、インスリン注射を選びました。

僕が注射を好きかというと、はっきりって好きではありません。

でも、僕の気持としては治療するからには全力でやろうよ

そして、もしかしたら治っちゃうかもしんないじゃん。って気持ちでした。

飲み薬が悪いわけではありませんが、

その時の僕には、ネガティブな治療法に見えてしまったんですねー。

 

てな感じで、この検査入院では

僕のインスリンの分泌に合わせたインスリンの単位を調べるという

ひとつの目標が生まれたのです。

これが、かなりしんどいことになるんですけどねー。(>_<)

 

ということで、今回はこのあたりまでにしておこうと思います。

てか、まだ入院して1日2日しか経ってないぞ。

これ、どれだけ続くんだろう。と思いつつも・・

また、次回もよろしくお願いいたします。

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次回は、血糖測定の値やインスリンの単位とか

そして、病院で過ごす年越しについておはなししていこうと思います。

それでは!!

 

 

糖尿病との前哨戦

こんにちは、糖尿ボーイです

糖尿病ストーリーの2回目となります。

前回は、糖尿病という言葉が僕の人生に参入してくるところのおはなしでした。

今回は、検査入院直前のおはなしになります。

それでは、はじめます。


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2015年冬、年末に向けて忙しくなり始める頃です。

前回のおはなしの最後では、先生から検査入院を薦められていました。

僕は、家族(両親)へ糖尿病のことを相談した結果、

うちの親族がよく入院していたこともあり、

都内の大学病院に入院することに決めました。

最初の先生には、しっかりと紹介状を書いてもらいました。

この大学病院では、紹介状が必須でした。紹介状の有無は病院にもよるんですかね。

 

そして、大学病院で診察してもらい、すぐに検査入院をすることになりましたが、

年末の忙しい時期を控えていて、入院するまでには時間がかかりました。

はじめに糖尿病と言われてから、入院するまで約2カ月はかかりました。

この検査入院までの期間は、血糖値を計測したりしていません。

ただ、はじめの病院で栄養士さんからお話を聞いて

自分なりに食生活を改善して、気を使って生活を送っていました。

改めて書き出すとそれまでの、食生活はひどかった。というか自由でした。


ここで、それまで糖尿ボーイがどんな食生活を送っていたか振り返ってみましょう。

例として、仕事のある日の1日の食生活を糖尿病診断前と診断後で比べてみましょう。

診断前までの食生活

  • コンビニのフライドチキン系
  • おにぎりとか総菜/菓子パン

  • コンビニの揚げ物
  • レンチンのご飯
  • 総菜

おやつ

  • スナック菓子(一袋いったりいかなかったり)

  • コンビニのフライドチキン系
  • スーパーのお惣菜
  • レンチンご飯

お酒

  • ビール(大好き)、日本酒、ワイン

診断後までの食生活

  • 食パン(ライ麦)や糖質制限パン  1枚
  • ハム1枚
  • 袋キャベツのキャベツ一つまみ

  • サラダチキン
  • はるさめヌードル
  • コンビニの袋サラダ 1袋

  • ほぼ自炊
  • ご飯
  • 豚しゃぶとかサバ缶

お酒

  • ウィスキー(ハイボール)か焼酎

 

食生活については、どこかでまとめましょうかね。

学生の頃、ケンタッキーでバイトしていたくらい、フライドチキンが好きだったのでほぼ毎食食べてたんですよねー。(>_<)

気を付けながら、食べてたからそんなに太ってないもん。

好きなんだから、やめられないとまらない。( ^)o(^ )

 

ただ、この夏から冬にかけて、4~5キロやせました。

別のストレスも加わっていたので食生活を変えたことだけで、結果が反映されているわけではありませんが、悪かった食生活見直せば糖尿病なんて改善されるだろうと思っていたのでかなり厳しく自分を追い詰めました。


検査入院する直前は、時期的に忘年会のタイミングでした。

お酒を飲む機会が多かったですが、

その頃は一切揚げ物は食べずに、サラダとウィスキー(ハイボール)で乗り切っていました。

まぁ、そもそもそこまでして飲み会に行くなよって感じですが、人生で参加できる最後の飲み会ってくらいに思って参加していました。

 

大切なことですが

僕はまわりに、自分が糖尿病であることを伝えていました。

だから、まわりも気を使ってくれるし、自分にも厳しくできました。

隠して一人でかかえては、だめです。

もし、同じような境遇の人がいたら、まわりにお話しすることをお勧めします。

でも、結局は自分の強い心が必要ですよ。

まわりに伝えているのに自分が守っていない姿をみられてしまうと、誰も信じてくれませんよ。

 

検査入院について

検査入院の期間は、2週間【12/28~1/10】 めっちゃ年末年始にかかっとる ( ゚Д゚)

これは、かなりしんどい期間でしたよー。

検査入院までの期間、食事制限して改善してきた努力の結果などを含めて

次回に続こうと思います。

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ということで、今回はここまでです。

次回は、こんどこそ検査入院編に続きます。

おたのしみに!

 

糖尿病との出会い

こんにちは、糖尿ボーイです。

 

今回は、シリーズもの第1弾として

僕が糖尿病と診断されて、糖尿病と共に生きていくと心に決めたところまでの

おはなしを書いていこうと思います。

 

このおはなしは、糖尿病のはなしをメインで書いていきます。

おはなしの中で糖尿病と関係のない要素が入ってきますが

その要素のおはなしは、また別の機会をつくろうと思います。

 

それでは、はじめます。

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2015年夏、当時の僕は33歳で体系は、【身長162cm 体重55kg】っていう感じでした。

この夏は、一生忘れることのできない思い出がつまっています。

夏のはじまりには、入籍をして結婚

お盆を過ぎた頃には、別居という夢の新婚生活がはじまっていたところでした。

・・・さっそく糖尿病の話と関係がないので本題にもどりましょう。('◇')ゞ

 

夏の終わりには、僕は奥さんとの関係で大きなストレスを抱えていました。

心も体もボロボロってやつですが、こんな時でも会社の定期健康診断には行きました。

 

そして、ある日高校からの友人(親友だね。)と会食をしていた時、

身体に異変が発生しました。

腰の右側あたりが痛い

例えるならば、ギックリ腰くらいの痛み。

こっちもわかりづらいかな。(>_<)

早々に友人と別れ、暗~い新婚の賃貸マンションへ帰宅して程なく、

痛みは激しさを増して身動きがとれなくなりました。

なんとか朝まで激痛に耐えましたが、身動き取れない僕はまずは奥さんに電話。

しかし、音信不通(これは辛かった。)

自分で救急車を呼び、無事!?に病院に運ばれました。

 

先生の診断の結果は「尿管結石」とのことでした。

痛すぎて説明もあまりおぼえていないのですが、

尿管結石は衝撃を与えて石を砕くこともできるらしいですが、僕の場合は自然になくなるのを待つことになりました。

幸い、何度か病院に通院しているうちに症状は改善されていきました。

この通院期間中は、めっちゃ水を飲んでいました。

それまでは、水分もあまり取っていない状態だったのですが、尿管結石対策には水分補給だ!ってことで、職場では、2リットルの水を常に持ち歩いていました。

 

「尿管結石」で病院に診察へいく日、夏に受けた健康診断の結果が再検査であることを思い出しました。

大きい病院だったので、ついでに検査してもらえるか相談しようと思い、先生に結果を見せました。

 

すると、そのまま緊急で内分泌内科の予約をされて、専門の先生の診断を受けることになりました。

この時の僕は、メンタルが崩壊寸前だったので、

これくらいのことが起こっても、こころになみかぜは立ちませんでした。

というか、何がおこっているかもわからなかったんですがね。

 

そして、内分泌内科の先生の診断です。

先生の第一声が、「やせてるじゃん」でした。

この言葉、忘れませんね。(^^)

先生の話では、

HbA1c(ヘモグロビンエーワンシー)が「7.9」ある。

不摂生のわがままボディの人であれば、食事制限や運動療法もあるけれど

やせ型だから、一型の可能性もある。

すぐに、入院して検査したほうが良い。

 

僕は、何の病気なのか?と聞くと

先生は「糖尿病で間違いない」とのことでした。

一型か二型かは現時点ではわからない。らしい。

 

この時の僕は、ふんわりした気持ちで

尿管結石で糖尿病にもなるなんて、僕って大変だなぁ。って思っていました。

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今回はここまでです。

次回は、検査入院編?に続きます。

おたのしみに!